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【架け橋通信Vol.81】台湾ニュース〜中小化粧品メーカー 中華圏市場開拓のチャンス到来!?-統計からみる台湾-〜/コラム:小琉球旅行記

◆台湾注目ニュース

【経済】
◎ GDP下落、アジアの巨大都市10位以内に台北入れず(聯合報8/7)
https://udn.com/news/story/7238/3294466
◎ 7月の機械輸入大幅増、国内設備投資復活か(聯合報 8/9)

https://udn.com/news/story/7238/3300644?from=udn-catelistnews_ch2

◎ 半導体産業、苦境の時期乗り越え三期は好調予想(中時 8/9)

http://www.chinatimes.com/realtimenews/20180809003241-260410

【マーケット】
◎ 新北市オクション豪邸取引き大幅減少、上半期成約2戸のみ(聯合報 8/6)
https://house.udn.com/house/story/11137/3292783

◎ バイオ系株人気上昇、取引好調(聯合報 8/7)
https://udn.com/news/story/7255/3293961

【政治】
◎ 蔡総統、台湾経済成長率がすでに韓国を上回ると表明(自由報 8/3)
http://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/2508469

◎ 台湾で行方不明の外国籍労働者5万人超え、監察院は内政部移民局を追求(中時 8/9)
http://www.chinatimes.com/realtimenews/20180809002905-260407

【社会】
◎ 警備会社職員殴打殺害、主犯の父親は三年連続地方議員実績(聯合報 8/9)
https://udn.com/news/story/7315/3300559?from=udn-catelistnews_ch2

◎ 2018年大学センター入試結果順位発表(聯合報 8/7)
https://udn.com/news/story/6925/3257128
【その他】
◎ 目立ちすぎた「痛車」職務質問で覚せい剤、拳銃の弾を押収(自由報 8/3)
http://news.ltn.com.tw/news/society/breakingnews/2508052
◎ 林口飯店wifiネットワーク名「中国台湾」、観光局法律に触れる可能性示唆(中時 8/9)
http://www.chinatimes.com/realtimenews/20180809004736-260415

ニュースの全文を知りたい!という方は、 ニュースのURLをご指定した上でmail-mag@ojad.jp までご連絡ください。

 

◆ 特集 「中小化粧品メーカー 中華圏市場開拓のチャンス到来!?-統計からみる台湾-」

沖縄県内では、台湾から来た観光客がドラックストアで基礎化粧品やコスメを大量に購入するところをよく目にする。ここ数年、沖縄を訪れる外国人観光客が急激に増え、デパートやドラックストアに入ると必ず中国語圏の観光客を目にするようになった。中華圏の観光客の中での沖縄に近い台湾からの観光客数は、2017年は約80万人と最も多く、外国人観光客数の約30%を占めている。これらの観光客が日本の化粧品をこぞって購入することからもわかるように、台湾では日本の化粧品が人気である。

中華民国経済部の産業統計短信によると、2017年の台湾の国別海外化粧品輸入額は、日本は4年連続1位と好調で、3年前に比べ約1.2倍の4.1億ドル、輸入額全体の29.1%を占めている。

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(単位:億ドル)

台湾では、海外製の化粧品が町中のドラッグストアに並び、一般的に日本の化粧品は2~3倍ぐらいの価格で販売されている。筆者が台湾に留学していた約10年前は、デパートでは海外の高級化粧品メーカーが1階フロアに華々しく店舗を構え、現地の女性から親しまれており、台湾の化粧品産業は輸入に頼っている印象を受けた。

しかし、近年台湾化粧品メーカーが台頭し、海外化粧品メーカーはかつてのような勢いを失っているようだ。前述の統計によると、直近4年の台湾の海外製化粧品輸入額は微減または横ばいで、国別の輸入額で比較すると欧米製化粧品の輸入が減少しており、台湾消費者の欧米化粧品離れの傾向が統計から見られるようになった。特に、2017年のアメリカからの輸入額は前年比25.2%も大幅に低下し、日本でも人気の米化粧品メーカーANNA SUIが台湾を撤退するほど、その影響は顕著に表れている。

一方、台湾製化粧品の輸出額は年々増加しており、2017年には前年比13%増の7.3億ドルと過去最高を記録した。

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(単位:億ドル)

主な輸出先は中国で、中国の経済成長と消費者の購買意欲向上を背景に、2017年の輸出額は3年前に比べ7%増の約0.3億ドル伸びており、今では台湾化粧品メーカーの重要な市場となっている。

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(単位:億ドル)

このように、台湾の化粧品産業は輸入中心から台湾製化粧品輸出強化へとシフトしており、海外製化粧品に頼らない化粧品産業の成長を称えている現地報道も見受けられる。しかし、台湾全体の海外製化粧品輸入額は横ばいの傾向にあるものの、日本製のシェア率は年々上昇しており、台湾の日本製化粧品市場は拡大しつつあると言える。

これは、欧米系の化粧品メーカーが台湾のシェアを失う中、台湾消費者の信頼を長く維持してきた日本の化粧品メーカーのシェア拡大商機といえるだろう。

近年、国内の大手化粧品メーカーが沖縄産原料を採用した化粧品開発を手掛けることが多くなった。また、沖縄観光産業の発展により台湾における沖縄の知名度が急上昇し、沖縄コスメのブランドも確立し始め、中小化粧品メーカーも活発な沖縄原料コスメの商品開発を手掛けている。

今後、隣接する台湾と沖縄の商品開発技術を繋げ、沖縄産コスメの台湾市場更開拓ほか、台湾と同じく日本製化粧品のシェアが多く占める中国市場の共同開拓、または国際物流ハブと台湾の商流を活用した「Made in Japan」の中国進出などさまざまな可能性が期待できる。

日本・沖縄・台湾、それぞれが開発技術、貿易環境、消費者の信頼が確立しており、その強みを活かしたビジネスチャンスが今到来しているといえるだろう。

 

<参考記事>

「沖縄の観光客数、過去最高の957万人 外国人客の増加、国内航空路線拡充で 県「18年度は1千万人に」(琉球新報 2018年4月26日)

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-707804.html

「H29年度入域観光客数概況(平成30年4月25日発表、平成30年5月25日訂正)」

http://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/kankoseisaku/kikaku/statistics/tourists/documents/h29nenndogaikyou.pdf

台湾のアメリカ製化粧品輸入、25%減(中時 2018年1月16日)

http://www.chinatimes.com/newspapers/20180116000526-260110

アシュラン、東森購物提携関係報道

https://money.udn.com/money/story/5724/2946444 (経済日報 2018年1月23日)

台湾で人気の日本の化粧品、その他商品紹介(閲覧日 2018年8月6日)

http://anrine910070.pixnet.net/blog/post/223791131-%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%BF%85%E8%B2%B7%E3%80%912018%E8%B6%85%E4%BA%BA%E6%B0%A3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%97%A5%E5%A6%9D%E7%BE%8E%E5%A6%9D%E3%80%81%E9%9B%B6%E9%A3%9F

 

◆ コラム:「台湾・小琉球旅行記」

皆さんこんにちは。
5月に離島・琉球郷へ行ったので、ご紹介しようと思います。
琉球郷とは、台湾南部屏東県に属し、台湾本島の西方約14㎞に位置する離島です。一般的に「小琉球」と呼ばれ、サンゴ礁が隆起してできた周囲13キロメートルの小さな島です。
なぜ沖縄のかつての古称が台湾の離島にもあるのか?という疑問が出てくるかと思います。現地の人の解説によると、元王朝の時代、台湾島と琉球列島は一つの琉球だと認識されており、その後、明の時代になって琉球列島は大琉球、台湾とその周辺の離島が小琉球と呼ばれるようになったのが始まりだそうです。

私は、屏東県の先隣りの台南に住んでいるので、台南駅からバイクで出発し、1時間ほどかけて小琉球へのフェリーが出ている屏東県東港鎮に向かいました。
東港鎮には「大鵬灣國家風景區」という政府が管理・運営する国立公園があり、東港・大鵬灣・小琉球というエリア一帯が台湾の代表的な景勝地の一つとして認定されています。マングローブ林でのクルージングや各種マリンスポーツの他、2011年に開通した「鵬湾跨海大橋」という一葉跳開橋の開閉の様子を楽しむことができます。また、東港では3年に1度のみ執り行われる、海の神「王爺」を迎える儀式「東港迎王平安祭典」や、造船技術を活用してつくられた「鎮海宮」のような伝統文化・建造物をはじめ、「東港三宝(東港の三大珍味)」として有名な黒マグロ、サクラエビ、バラムツの卵を堪能することができます。

真っ青な青空の下、潮の香と港から見える景色を観賞し、港内にある「華僑市場」を散策した後、ついにフェリーに乗り込み小琉球に向かいました。フェリーの料金は往復400元(約1600円)で、待合広場には電子掲示板で時刻表が掲示されているので、外国人でもわかりやすく安心して利用できます。また、所要時間はわずか20分ほどで、離島ですが気軽に足を運べる場所です。

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小琉球到着後は、港近くの民宿に荷物を置き、すぐに海へ向かいました。海の水は透き通っており、ダイビングをしなくても水中の小さな魚を鑑賞することができます。

小琉球といえばダイビングや海水浴が有名ですが、私も一緒に来ている台湾人も、マリンアクティビティに興味がなかったので、バイクで島内のいくつもの浜辺を巡って付近を散策し、夜は星空を鑑賞するなどして楽しみました。

夕食は、観光客で賑わう海鮮レストランは避け、地元客で賑わう麺料理のお店へ行き、夜は民宿で飲み会を開きました。お酒はもちろん定番の台湾ビール(金メダル)と、台湾本島ではなかなか手に入らない小琉球の地ビールを購入しました。小琉球のビールは、香りは甘いですが、飲んでみると意外と甘さ控えめで、後味はスッキリしています。ピーチ味もあったのですが、ピーチジュースよりも味が濃く、しっかりとしたフレーバーでした。

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そして、酒の肴には、台湾の家飲みには欠かせない鹽酥雞(台湾風鳥の唐揚げ)をチョイスしました。日本の唐揚げとちがい、小ぶりで多めの胡椒がかけられており、大体の屋台が鶏肉だけでなくさっと揚げた葉野菜も添えてくれるので、飽きが来ずおいしくいただけます。鹽酥雞はどこででも食べられますが、子どもから大人まで愛される定番フードで、30~50元で買えるので学生の飲み会や夜食にぴったりです。

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小琉球二日目、朝食を済ませると再び近くの浜辺に向かいました。

普段台南の黒い砂浜しか見ていないので、ここの透明な海と真っ白な砂浜をみていると、故郷の沖縄を思い出し、勉強のプレッシャーから少し開放されました。ただ、砂浜が熱された鉄粉のように熱かったです…。小琉球は本島よりもはるかに気温が高く日差しも強烈なので、熱中症や日焼けに注意しなくてはなりません。

私の今回の旅程では有名どころをご紹介できなかったのですが、小琉球には「美人洞」という鍾乳洞や、「山猪溝」という珊瑚の石灰岩に木々や緑がまとわりついたジャングルのような自然を楽しめる観光スポットがいくつもあります。しかし、今回の旅行のメンバーは皆学生だったので、入場料のあるところには行きませんでした。小琉球に行く機会のある方はぜひお試しください。

台湾の南部に旅行に行ってみたいと考えている方、台湾のビーチに行きたいという方、どこか沖縄の海を彷彿させる小琉球も旅程に加えてみてはいかがでしょうか。青い海と白い砂浜、輝く星空に癒されて、嫌なことも忘れてリフレッシュできると思います。

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メモ!

ちなみに、屏東県には台湾のビーチの代表である墾丁という観光地がありますが、最近は民宿の品質低下や、夜市でのぼったくりが問題になっており、評判が悪いようです。私も2年前に行ったことがありますが、他の観光地に比べて物価が高かったのを覚えています。

 

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